面接対策
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面接官に気を遣う必要はない
迷惑かな、とか、申し訳ないな、とか、 面接をしてもらっているんだ、と卑屈になることはありません。 そうなると自分を出せない。真面目に考えすぎないことです。 ここを読んでいる人も根が真面目すぎる人が多いと思うので 、もっと図々しいくらいになってください。
女の子はその点、結構おませさんなものです。 たとえば、中学生なんかでも、好きな先輩目当てで 同じクラブに入ったなんて話をアイドルの誰かれが話していたのを 聞いたことがあります。
私たち男には、一体、 そうしたことが考えられるでしょうか? そんな不純な動機はいけない!こう思うのが普通です。 大人になって、私なんかも二十代半ばで漸く、 吹っ切れてきた、というか、そういう動機でも いいんだ、なんだっていいんだ、と思えるようになったものです。
面接官相手の場合でも、 真面目になりすぎる必要はありません。それは実際、くだらないことなのです。 余計にしゃちほこばって普段の自分を見せることができなくなるに決まっています。
相手の気持ちになって考えなくてはならないと よく言われますが、相手、つまり面接官さんは忙しい中、面接をしてくれているのだから 、とにかく失礼のないようにちゃんとしなきゃ、 とか面接官さんはどんな人が来るのか少しは期待感を持っているので (期待などしてはいけないと私はいつも言っているのに!)、 それを裏切らないようにしなきゃ、とかそんなことは、 真面目すぎる人達には必要のないことです。
ただでさえ気を遣いがちなのだから、そんなことを気に留める必要は皆無です。頭の隅っこにでもあれば良い。 忘れたって構やしませんよ。
いくら相手が仕事中で忙しくとも、 よく考えれば、いや考えなくとも分かることですが、 相手は、その面接をすることも仕事であり、 また、面接をしている最中でも、あちらさんには給料が発生しているのです。
こちらはどうですか、こっちには無論、何も出ません。 むしろ交通費やら履歴書やら逆にお金は減っているのです。 だから何も気を遣うことはないのです、気を遣いすぎると声も小さくなってしまう、 もっと威張るくらいの気持ちで堂々としてていいのですよ。
ある一つの型にハメる
面接ではある型に自分をあてはめることが大事です。 社会には良い印象という模範的で固定観念めいたものが存在します。 それに、その社会の構成員になるべく、 その枠組みに自分自身をあてはめるのです。演じるのです。
会社はやけに個性的な人よりも他の皆と足並みそろえて いけるような、一般常識を持った無難でいて安定感のある人、それでいて、 パワフルな、会社の原動力になってくれそうな人が人気です。 やけに目立って個性的な人は、 どんなに元気でも、突拍子もないことを仕出かしそうだとか思われ、 敬遠されがちです。 あなたの思い描く社会人のイメージに自分をあてはめてみましょう。
逆に、マイナスイメージ、というものがあります。 伏し目がち、声が小さい、暗い、なんてのは、 典型的なマイナスイメージの一つです。 ひきこもりもニートもマイナスです。決してプラスにはなりません (パソコンの知識が豊富で、プログラムができるような、ひきこもりなら大丈夫でしょうが、多くの人は何もないでしょう)。 その印象をできるだけ出さないことです。
その悪い印象の範疇に入らないようすることです。あたしゃそんなの知りませんよ、 と知らんプリすることです。
でもこれもいきなりできる類のものではありません。 フットワークの軽い、お喋りな、明るくヤンチャなフリーター系統の 方々はあるいはやってのけるかもしれず、羨ましいことに ケータイショップの店員になれるかもしれませんが(私は密かに憧れを抱いていたものですから)、 私の友、我等が大人しく内気で臆病な可愛い君たちは、 無理なら無理でいいです。何も恐がらなくていい。
そういう人は、できるだけ誠実に自分の気持ちを表すことを第一にしてください。 その時、大きな声で喋るなどは二の次です。 今日も小さな声で喋ってしまった、などと気を落すことはない。 何も相手の若手面接官に引け目を感じるこたあないのです。 まずは、自分の意思を相手に伝えられるように、場数を積んでトークを楽しめるくらいになりましょう。 何事も大したことはない。大したことなどこの世の中にあるわけがないのです。
アピールしなくては何も伝わらない
はい、そうです。アピールしなければ何も伝わりません。受身では、いけないということです。何か聞かれたら、なんでもいいから、アピールできる点も一緒に伝えるように心がけなくてはなりません(伝えられなくても伝えようとしたことがまずは大事)。
何社も面接を受けていると、ここで働きたいと思えるような企業に出会うはず。そんな時こそ、ここで働きたいんだという気持ち、熱いハート模様を伝えなくては、何も伝わらず、印象に残らないし 、今までと同じように無難なことを言っても、それはある意味、逃げであり、リスクを恐れぬ馬券ではなく、安全そうな人気馬から三連複で流しておき、そいつが沈んで万馬券を逃した時のように後悔することになるでしょう。
そういう企業に出会えるのも稀でありチャンスなのです。それを逃してはならない。攻めて攻めて攻めまくらなにゃならん。好きでたまらぬ女を口説くかのように。言ってみればこれは一目ぼれなのです。もし 、職場を案内され、どんなかんじでした?などと聞かれたら、素直にここで働きたいと思ったとつい口に出してもかまいません。大人しくヤル気の感じられないタイプは、好きなら好きと口に出さなくては伝わらないのですから。