HOME危機感や焦りをパワーに変える
「ピンチはチャンス」とはよくいったもんで、そういう時こそ人間本来のパワーが発揮される。この世には、ニートやひきこもりが長引き、もうどうにもならん状況になって初めて焦り出す、私のようなタイプの人間だっているものだ。いまでは私もリアル労働をしつつ、こうしてネットでも頑張っている。けれどもリアル労働は本当に惨めで何度、泣きそうになったことか……。
育ってきた環境が違いすぎて上手くやれず（高校時代も遊び呆けていたような連中、私とは違うリア充出身なのだ。だから高校時代の話を聞かされるとムカムカしてくる。私はただひきこもりが長引いただけでちゃんと高等教育を受けてきたし、かなりのお金もかかっている。ただ、それらをまるで活かせなかった、元来、オツムは良い方ではなく、授業は真面目に出るが成績はパッとしない、しがない男なのだ）、ストレスもたまり、出会い系サイトやら変なことにも手を出してしまう悪循環。
温室育ちの坊っちゃんによる平穏無事なひきこもり生活からこの底辺環境への転落、そのギャップに身も心も蝕まれ、もともと弱かった精神が持たず、どこかにはけ口を求めてしまったのだろう。私には本来、私と同じようなレベルの教育を受け、それに真面目に取り組んできた、どこぞの優しい、穏やかなお嬢様があっている。なのにあそこの住民ときたらそれとは真逆なのだからな……私には信じられないような人間性なのである（悲しい哉、私だってもう人のことを言えないような捻くれたものになってしまってはいるが……）。
まさか私ほどの男の人生がこんなことになるだなんて思いもよらなかったし（いや、コミュ力などの対人適応能力に問題を抱えていたため、いつも不安が、不安だけが頭をよぎる人生ではあったが）……昔のことを、あの明るく朗らかで温かい幸せの日々……を思い出すと辛くてつらくて仕方がない（労働中も涙があふれてしまう）。「お前がいつか出会う災いは、お前がおろそかにしたある時間の報いだ」、この皇帝ナポレオン・ボナパルトの言葉がこんなに深く私の胸に突き刺さり、こんなにも破壊力を持つ日が訪れるとは……。
けれども、落ちるところまで落ちた今だからこそ、こんな不遇な時だからこそ、このままで終わってたまるか、人生に負けてなるものかと、逆境をバネに這い上がるチャンスなのではないか、そう前向きに考えたりする。ここまで追い込まれなくては凡人はやる気にはなれないのかもしれない。
実際、追い込まれた人間ほど強いものはない。その焦りこそ人間に眠っている潜在能力を最大限にまで引き出すのだ。このまま稼がなくては飢え死にしてしまう、などと窮地に陥っている人の方がサイトやブログ作成に関する知識もろもろの飲み込みが早く、逆境を引っくり返し、上手く行く傾向にもあるのだ。
逆に言えば必要に迫られた状況にならないと凡人はなかなか動き出せやしない（フットワークの軽い、紳助兄やんみたいな男ならばそうなる前にどんどん動き出せるのである）。いまは自然とそういう状況だからチャンスなのだ（もちろん、自然とこうなってしまう前に、自分から動き出してこうした状況に似たものを自らの手で作り出す、すなわち自分で自分を追い込むのが最良ではあろうが）。
「デメリット」でいくらがむしゃらに頑張ったとしても成果は保障されない、と述べたが、頑張らなければまるで成果はでないのである。確かにアフィリエイトは割に合わない（最初の頃は）。けれども 、あきらめずに続ければそれなりに成果は出るものだと個人的には思っている。サイトやブログにしても頑張って更新、コンテンツ、ページを増やせば検索でヒットする確率も上がり、いつの間にか成果が出るものなのだ。
