HOMEASPのデメリット
ASPを利用する上でのデメリットとは何か、時々、ポイントサイトと比較しながらまとめてみた。
振込まれるのが遅い
ポイントサイトならば、リアルタイムで換金なんてこともあるが、ASPは振り込まれるまでに時間がかかる。ブログライターでさえ翌月がデフォルトだが 、ASPの場合は、翌月でもなく、翌々日がそうなっている。なので報酬が確定しても換金するまでたいへん時間がかかってしまう。
最低支払額が高め
A8、バリュコマ、ジャネットなどで相次いで最低支払額が引き下げられたとは言え、ポイントサイトと比べればまだ高い傾向にあるし（ポイントサイトは300円〜1,000円辺りなのに対しASPは1,000〜5,000円）、ポイントまとめサイトのネットマイルやらPeXと提携し、1円から換金できるASPもあるにはあるが（TG、アクセストレード）、結局これもリアルタイム交換ではなく、翌々月支払いと変わらないので、すぐにでもお金を手にしたい人には使えないし、そういう人は、やはりお手軽なポイントサイトを利用した方がいいと思う。
基本的に現金としか交換できない
ポイントサイトは、現金はもちろん、電子マネーなどほぼなんにでも交換することができる自由度の高さが大きな魅力となっているが、ASPの場合は基本的に現金としか交換できない（上であげた、TGやアクセストレードならネットマイルやPeXを経由することで他のものとも交換可能）。
対象年齢が高い
ポイントサイトなら、たとえ18歳未満でも親の同意を得ていれば利用することができるが 、ASPは親の同意があっても利用できないところが殆どで、A8.netの18歳以上を除き、タバコやお酒同様、基本的に20歳になっていないと参加できない。
これはアフィリエイトであれ、収入を得るわけだから、そのためには、それ相応の責任を取れる年齢になっている必要があるからだろう。また、リアルでまだ働いてはいけないような子供が、ネットでガツガツ稼ぐのは倫理的にあまりよろしくないという風潮もあるのかもしれない。
審査に通らなくてはならない
ポイントサイトならブログやHPがなくてもできるが、ASPを利用するには、自分のブログやHPを持っていること、そしてそのサイトがASPの審査に通る必要がある。
そのASPによって審査基準は異なり、最も厳しいのはリンクシェアで、続いてバリューコマースの順ではないかと個人的には思っている。リンクシェアは、少しでもアダルト色というか18歳未満の閲覧はふさわしくないと思われれば登録すらできない。もちろんチャットレディのサイトを紹介すると却下される。アイドルものでも過激なものは無理だ。でも、一度審査に落ちてもサイトを手直しし 、再度申請すればそのうち通るのであきらめないで欲しい。他のASPは比較的審査に通りやすく、ブログの場合なら一週間分くらい記事をかいていれば通るだろう。
掲載したい広告が貼れない
ASPの審査に通ったからといってすぐに広告が貼れるわけではない。貼りたい広告、紹介したいサービスが見つかったら今度は 、その広告を提供している企業、つまり広告主（ECサイト）の審査を通過する必要が出てくる。それにパスしてようやく広告を貼ることができるのである（審査の必要ない、即時提携できる広告もある）。
審査は必ず通るわけではなく、登録したサイトによっては却下されてしまう。バリューコマースでは登録時に自分のサイトのカテゴリーが割り当てられ（自分で選んでもそのサイトにあったカテゴリーに入れられる）、カテゴリーによって選べる広告が違ってくる（つまりあるサイトで掲載予定だった広告が貼れないという事態がでてくる）。
A8などで「Pサイト不可」と記されているのは「法人ポイントサイト」のことで、一般の人がやっているお小遣いサイトとはなんら関係ないが、それでも、お小遣い稼ぎ系サイトは掲載できない広告が結構あるようで少し不利に思える。たとえば人材関連（求人サイト）にしても多くのところで承認されないか 、もともとダメになっている（アクセストレードなんかでは最初から×マークが付いていて、提携できない広告が目立つ）。
なのでサイトの作成にはくれぐれも注意してほしい。この広告を載せるつもりで作ったのに載せることができない、なんてことが起こるからだ（あまり印象の良くないと思われるジャンル=お小遣い稼ぎ、ライブチャット、ギャンブル系。じ、自分で言っておきながら、私のサイトは、競馬もライブチャットもお小遣いも全て取り扱っており、しかもそれらが中心ではないか…、だからよく審査に落ちるんだ…）。
広告を探すのが面倒
ポイントサイトで良さそうなサイトを見つけ、ASPから登録する方が報酬が高くお得だとしても、わざわざASPを訪れ（ASPには訪れるのが億劫になる何かがある。ポイントサイトには訪れたくなる何かがある）、そのサービスがあるかどうか調べ、どのASPが一番報酬が高くお得なのか探し回らねばならず 、時間と手間がかかる。
そうした点を考えると毎日訪問するポイントサイト経由で見つけたその時に登録する方が早くて便利である。これはメールマガジンなどでも言えて、ASPのメルマガはどうもごちゃごちゃしていて読みづらいのが多い。ポイントサイトは、シンプルなものが多く（ごちゃごちゃしたものあるが）、良さげなサイトを見つけやすい。クリックでポイントも付くので必ず訪問するし 、そのままつい登録することもある。
広告が終了してしまう
ウキウキしながら自分の紹介したい広告をHPに貼り、誰かに登録などのアクションをされたとしても 、あぁ、そんなことが続けざまに起こり、うひょ〜〜っ、きたきた〜っと、涎をたらしながら、あぁ、汚い、欲望そのものの涎をたらしながら小躍りして喜んだとしても、残念ながら、そういうものに限って突然、その広告が終了し、使えなくなってしまうことがある。
アフィリエイターの皆さんの成果を合計して、この金額に達したら終了しますよ 、というような予算に上限のついている広告や、もともと期間が設けられているものもあるが、このように突然、プロモーション終了のお知らせメールが届くこともある（きっと、はじめての人は頭が真っ白だろう）。
不況ということもあり、最近、こうしたことが多いんだ。求人系は特にそう。求人が減れば、当然、そういうサイトの需要も減ってしまうからね（いや、需要はあるか、求人探しに夢中になるか。でも、その求人サイトに載せる企業自体が減るわけで、そうすっとそのサイトの収益が落ちるから、宣伝にお金をかけている場合ではなくなるってことかなぁ）。
ただ、他のASPでは続いていることや（だからそのASPの広告を貼ればいい）再開されることもあるので、いつまでも、しょげている必要はないし 、そもそもいちいち小躍りとかしないことだ（そんなことをするのは私だけかい？）。まぁこうしたことが起こりえると、あらかじめ知っておけば、余計な期待もしなくていいでしょう。
なにかと手間がかかる
本人利用OK案件でも自分のブログやサイトにその広告を貼ってから自分でそれをクリック、登録やらをしなければ報酬がもらえないため、いちいち面倒くさい。確かに 、そういうショッピングサイトをASPのサイト内に備えているところもあるにはあるが、ポイントサイトに比べると見づらく分かりにくい傾向にあるし、報酬は高いのだが、上で述べてきたように、なにかと手間がかかってしまうのがネックだ。
成果が発生しても確定しないと報酬はもらえない
掲載している広告に対して訪問者が登録するなどのアクションがあると 、未確定報酬としてASPのレポートに表示されるが、これはその名の通りあくまで未確定であって必ず承認され、報酬を得られるわけではない。多くの場合、自分で登録するのはもちろん（本人登録OK案件なら）、訪問者がちゃんと登録したのなら確定、承認されるが、広告によっては却下されやすい（承認率が低い）ものもある。
これはASPというよりも提携している広告主（ECサイト）に原因があるのだろう。確かに中にはもともと確定しにくい案件はある。たとえば、クレジットカードには審査があるため、誰かが申し込むことで未確定報酬が発生したとしても、その人が審査に落ちてしまえば 、カードを発行できないわけで、キャンセルになるのは止むを得ない。けれども、そうしたことは考えられないのに、キャンセルばかりの広告主は、怪しく信用が置けないので注意すべきだ。
悪質なASPの存在
ネット上には悪質な詐欺を働くASPが息をひそめてカモを待っている。儲かる！たったこれだけでチョメチョメ！といった誇大表現をやけに使ってくるようなASPは怪しいと見るべきだ。怪しい情報商材サイトというのはどこも似通っている。
ポイントサイトにしても、基本的には日々のコツコツとしたルーチンワークであって 、もらえるポイントにしてもそれ相応の金額しか発生しないのである。なので、いくらこりゃ良さそうだぞ、と感じてもまずは名前をネットで検索、ちゃんと調べる癖をつけよう。そしてできれば聞いたこともないようなASPにいきなり登録するのは避けた方がいいでしょう。
