HOME結局、正社員としてリアルで働いている人にはかなわない
アフィリエイトだけでは、専業アフィリエイターでは正社員としてリアルで働く人には勝てない、それはほとんど不可能に近い。アフィリエイトで巨万の富を得ることのできるのはごくごく僅かな人だけ！今まで大きな成功体験のないような普通の一般人には無理！
アフィリエイトは不安定
そもそも、アフィリエイト収入は不安定なのである。アフィリエイトは基本的にGoogleなどの検索エンジン頼みで、成果の発生しやすい、特定のキーワードで上位表示（検索結果の1ページ目など）されている間は 、報酬が期待できるが、検索エンジンに嫌われ、検索されなくなったり、他のブログやサイトにその座を奪われ、検索順位が下がれば、当然、アクセスも減って、報酬も発生し辛くなる。
それにいくら順調に稼いでいても、稼ぎ頭の広告が突然、終了したり、単価が大幅に下がるなどの恐れが常に付きまとい（こうしたことは結構、起こりやすい世界だったりする）、そうなると報酬は当然、激減してしまう（この業界の未来もどうなるか分かったものじゃない。ま、これはなんだってそうだが）。
なので、アフィリエイトには爆発力があって、一気に大きな額を稼ぎ出せるその可能性はあるが、一時的に上手くいくことはあってもそれを継続させるのはなかなかに難しくなっている（いったん成果が発生し出すとある程度は継続するものだが、まずそこまで行くのに膨大な時間と労力がかかる）。また、アフィリエイトで得たお金には税金がかかってくるのも痛い。普通に働いている人の場合、給与以外の所得が年間20万円、無職や専業アフィリエイターは35万円を越えると確定申告の義務が生じ、大きく稼げば稼ぐほどに対策が必要となってきます。
安定の正社員＆強力なボーナス
これに比べて正社員は、アルバイトや派遣とも違って、時給や働いた日数によって決まるのではなく（これはアフィリエイターもそうだが）、月々20万円などと給料がだいたい固定=保障されているため（この点が全く異なる）、正社員として働いているだけで、毎月決められたお金を安定して得られることが大きい（だからそこに属しているだけで安心して働けるし、もし失業したとしても正社員でそれなりのスキルを磨いていれば再就職しやすい）。
このお得さを実感できるのは、１月や２月などで、こうした出勤日数の少ない（=休みが多い）月でも、いつもと変わらぬ同じだけの金額を手にすることができるのである。また 、各種（皆勤、役職、資格）手当なんかも出るし、一流企業ともなると、安くで利用できる社員食堂なんかもある。
さらに大きいのがボーナスだ、年２回のボーナスなんだ。こいつはもはやリアル正社員にとってのネット収入のようなもの。ネットでしこしこやらなくとも、正社員である、ただそれだけで手に入る（正確に言うとその可能性があるということ。今は時代も変わり、不況やらの影響もあってか、同じ正社員であってもでないところはでない）。
ボーナスというのは当然、普段のお給料とはまた別にもらえるのであって、その月のお給料が支払われないわけじゃないぞ。たとえば基本給が20万円で、ボーナスが2ヶ月ぶんならその月に支払われるお給料プラス40万円も手に入るのである。てことはこの場合、毎月の給料プラス、夏、冬の２回のボーナスで年間、計80万円、余分に入ってくるというわけである（ボーナスの額は上下するが年3回出る会社もあったりする）。
月の給料がそこまで多くなくてもこのボーナス額さえデカければ安泰だというわけだ（私は過去に一度だけリアルでボーナスをもらったことがあるがその額はなんと10万円である。給料もボーナスも低かったというわけだ。現在はげん玉などポイントサイトからのボーナスをあてにしている始末である）。
もちろん多いところならそれ以上もらえるので（民間企業のボーナスは平均すると年間100〜150万円くらいと言われる）もはやアフィリエイトなんかに手を出す必要もなく、そこまで深刻に副業を考える必要もないのである。正直、リアルで正社員として働ければ勝ちなのである。ボーナスだけでなくそこで頑張りさえすればリアルで生きていくためのスキルも付くし、出会いだってある。世間の信用も厚く、部屋だってどこでも借りられる。いいことしかないのである。
退職金＆年金の面でも大きく劣る
アフィリエイターには、ボーナスだけでなく、退職金も出ないばかりか 、年金もあてにはできないため、自営業と同じで定年がなく、いつまでも働き続けなくてはならない（だからこれはもう仕事と思ってやるか、せめて趣味レベルに高めないと続けることすら難しい）。
国民年金だけだと月に65,000円くらいだが（20歳から60歳まで40年間支払った場合。ちなみに最低25年以上、納めなくては支給されないので注意）、どこかの会社に所属し、厚生年金にも加入していれば（ちなみに現在はアルバイトやパートでもフルタイムで働いていれば厚生年金に加入できる）さらに月計算で10万円ほど増えるため（一流企業に勤めていてお給料が良かった人ほど多くなる）、年間で120万以上は差が出る計算になる。
しかもこの厚生年金にしても、正社員ならその保険料の半分を勤め先の会社が負担してくれるのである。片や派遣などの場合、派遣会社は何も負担してはくれない。つまり 、もらえる額は同じでも負担は倍になるというわけで損でしかない。だから普通に考えて、アフィリエイト一本でやって行くのはもちろん 、派遣やバイトと掛け持ちしながらであっても、正社員でなければ不利なのである。
公務員の男性なんかは、手厚い退職金（2,000万円クラス）に老後も共済年金という、これまた最も手厚い年金が控えているため 、女性からすれば鴨がネギをしょってくるようなもんなわけだから、いつの世も人気が高いのである（それに真面目に勉強してきた人が多いから人柄だっていいだろう。私の父もとにかく優しい）。
若い頃は特に、俺は特別な存在で他の人とは違う、なんぞと勘違いする人がよくいるが（こうした前向きな勘違いは成功するために必要だったりするが）そんなことはまずないのである。この資本主義社会では殆どの人がその他大勢であって、多少の武器があったとて上には上が死ぬほどいるため、この激しい競争社会で勝ち抜くなど到底、不可能なのである。
勝ち抜けるのは頭の良さやコミュ力などはもちろん、運にも恵まれた一部の人間だけなのである（そういう人とは、見た目で言えば一般人と有名モデルくらいの隔たりがある。見た目を売りにしている人同様、中身で勝負できる人はそれほど圧倒的なのである）。
だから早いとこそういう自分を受け入れ、素直に公務員になるのが実は一番賢く、現実的なのである（凡人が成功するには公務員が一番その可能性が高い）。
しかし、若い頃の私はそういうことまで考えが及ばなかったし、そもそも何が得とかそういう損得勘定すら持ち合わせていなかった（人はその時はことの重大さに気づかず、もうその道が閉ざされてしまってから取り返しのつかないことをしたことに気付くもので、もっと真剣に公務員を目指せば良かったとか、新卒の時にもっと面接を受けまくれば良かったなどと後悔するものだ）。
こういうことは学校では教えてはくれないのである。だからネットではリアル正社員とは違って、やり方次第で青天井に稼げるという大きな利点こそあるものの（正社員の給料は安定してはいるがなかなか上がらないのが欠点）、ちょっとやそっと稼いだだけでは勝てないのである。
ネットでそれなりに稼げている人も今はいいかもしれない。しかし、老後のことを考えると 、リアルで働いておらず、厚生年金に加入していない人は、最低でも月50万円以上は稼げるようになっておく必要があるだろう。俺はリアルでは働かない、ネットだけで生計を立ててやると鼻息あらく思っている人も冷静に考えてみて欲しい。普通そこまで稼げるか、という話である（自分より優れた人間など五万といるこのネット社会においてならなおのこと）。
しかもそれだけの額を稼いだとて、まだ安心できない。そう、稼げるうちに稼げるだけ稼いである程度、ストックしておかなくてはならないのだ。もしもの時のために株や外貨などにも手を出すなど、リスクを分散しておかなくてもならないだろう。
そう考えると、やはり正社員として働きつつアフィるのがリスクの面でも少なくていいし、ネットとリアルの両方に収入源を確保できれば心の余裕も出てくる。なので平日でも自由に行動できるなどというアフィリエイターの特権を捨ててまでも、リアルでどこかの会社に所属して（なんなら有給をとればいいわけだし）副業としてやるのが本当だろう。
20歳やそこらならリアルであと45年も働くだなんて長すぎる、無理だと思うかもしれないが、歳を重ねるほどに時間の経過は早くなる（退屈で単調な作業も不思議とだんだん苦ではなくなってくる）。65歳まであっという間なのだ。
アフィリエイトは最後の砦、敗者復活戦の舞台
アフィリエイトは、大学までとんとん拍子で進学したものの最大の武器である新卒の時に正社員になれず、結局、ずるずるいって就職できなかった人、正社員になれたもののブラックすぎて辞めてしまった人、リアルに、人間関係に疲れた人、もとから無職やニート、あるいは何らかの事情で外で働けない人、バイトバイトで日が暮れて人生も暮れてしまった人……、要するに人生のどこかでつまずき、レールを外れてしまったような人たちの最終手段なのである（もちろん、正社員であっても給料が低すぎるだとかボーナス自体もらえなくて不満な人たちもいるが）。
アフィリエイトなどネットビジネスは、そうした人たちが最後の望みを賭けて戦う、敗者復活戦の舞台であり、彼らが人生一発逆転するその可能性を秘めているのも、アフィリエイトなどのネットビジネスに他ならない（昔はネットなど存在しなかったことを考えると、今の時代に生きている人はラッキーだとも言える。リアルで失敗してもネットにはまだチャンスがあるのだから）。このまま人生に敗れてたまるもんか、なんとか這い上がってみせる！そういう熱い気持ちのあるネットファイターには、いつしか勝利の女神がほほ笑んでくれるかもしれない。
